海の生き物大図鑑(笑) > 伊豆のサカナ > ベラの仲間

Izuzuki Diver

オトメベラ×ニシキベラ

Thalassoma lunare × Thalassoma cupido

オトメニシキ
2011年11月 大瀬崎 -3m

「今週の〇〇~!! 第450回 半分温帯種(2011-12-03)」より
ニシキベラの群れに尾ビレの黄色いヤツが混じってたんで撮影してみました。ところが写真を図鑑と見比べても載ってなかったので、「何者だコイツ?」と一人で盛り上がりかけてたのですが、FaceBookでアドバイスをいただいて、オトメベラとニシキベラのハイブリッドではないか?ということになりました。
そー思って改めて写真を見ると、オトメベラっぽい顔の模様、先が黒いニシキベラのような胸ビレ、オトメベラっぽい黄色の入った尾ビレ、ニシキベラっぽい緑-青の上下ツートン、オトメベラとニシキベラの中間的な粗さの模様であることがわかります。となると、コイツはひょっとしたら準死滅回遊魚のオトメベラより低水温に強いのかな?ってことが気になります。半分は温帯種のニシキベラなので・・・。
もしそーなら、伊豆では殆どキヘリキンチャクダイのオトナには会えないけど、キヘリキンチャクダイとキンチャクダイのハイブリッドと言われるアカネキンチャクダイにはそこそこ出会えるというのも納得なのですが。。。

オトメニシキの大きな個体大きめの個体。伊豆ではあまりデカいオトメベラは見かけませんが、伊豆で見かけるオトメベラの最大サイズより一回りデカい印象。
(2011-11 大瀬崎 -3m)

オトメニシキの胸ビレ大きめ個体の胸ビレが写っているカット。胸ビレにはオトメベラ特有の模様は無くて、先が黒いニシキベラの模様です。
(2011-11 大瀬崎 -3m)

「今週の〇〇~!! 第465回 本当のオトメニシキ(2012-06-27)」より
尾ビレが黄色くないオトメニシキ今年の岬の先端@大瀬崎には、僕がオトメニシキと呼んでるオトメベラとニシキベラのハイブリッドが数個体います。コイツラを探すとき、僕は尾ビレが黄色いニシキベラをイメージして探します。ところが、尾ビレが黄色くないオトメニシキがいました。じぁあ、何でオトメニシキだと思ったかというと、身体の色がオトメベラだったのです。つまり、今まで出逢ってた、身体がニシキで尾がオトメなヤツらはどちらかというとニシキオトメで、コイツこそ本当のオトメニシキなのです。
(2012-06 大瀬崎 -6m)

「今週の〇〇~!! 第478回 オトメオトメニシキ?(2012-11-22)」より
オトメオトメニシキ?オトメニシキ(オトメベラとニシキベラの雑種と思われるサカナ)に出会う前の自分だったらこのサカナに目が留まることは無かったと思いますが、今の僕にはオトメニシキとオトメベラの交雑個体、つまりオトメオトメニシキにしか見えません。オトメベラと比べると、エラから後ろの模様が無いことと、胸ビレの模様が不明瞭なこと、身体の模様がオトメベラより若干粗いかな?ぐらいしか違いが見つかりませんが、パッと見の印象でやはりオトメニシキに近いと感じてしまったのです。 もし、本当にそーだとしたら、簡単に交雑し過ぎな気がして訳がわかりません。オトメベラとニシキベラは今までどうやって生殖隔離していたのでしょう?毎年必ずオトメベラが越冬できるとは限らない伊豆だから、交雑してもどこかで死滅しちゃうから平気だったとか?いろんな可能性が考えられて、妄想だけが膨らんでしまいます。
(2012-11 大瀬崎 -2m)

オトメニシキとオトメベラの比較オトメオトメニシキじゃないかと思ったサカナと、オトメニシキ、オトメベラを並べてみました。上からオトメニシキ、オトメオトメニシキ(?)、オトメベラです。こーして並べてみると、やっぱり真ん中のサカナは中間的な気がします。
(2012-11 大瀬崎 -2m)

オトメオトメニシキオトメオトメニシキ2個体目に出会いました。もーこれは天然戻し交雑は本当に起きてると確信してしまいます。が、絵合わせだけでそこまで言うのは実際には厳しいでしょうねぇ。。。(--;;
こーなると、次なる目標はオトメニシキニシキかオトメオトメオトメニシキに出会うことと言いたいですが、オトメニシキニシキは兎も角、オトメオトメオトメニシキは水中認識できる自信ナシ。(^^;;
(2012-12 大瀬崎 -2m)

「今週の〇〇~!! 第482回 有意差(2013-01-18)」より
冬のオトメニシキ伊豆では死滅回遊魚のオトメベラと、伊豆では地元民のニシキベラとのハイブリッドと思われるオトメニシキに初めて出会ったとき、最初に思ったのは、オトメベラと比べて低い水温に対応できるのか?ということでした。2012年の冬は多くの死滅回遊魚が越冬した年だったので、オトメベラも軒並み越冬してしまい、オトメベラとオトメニシキの差はわかりませんでした。 でも、2013年は順調に(?)水温が下がってきています。1/5には12度、この日はオトメベラどころかニシキベラの姿すら見かけませんでした。1/6は潜ってた友人によると14度あって、オトメベラも泳いでたそうです。そして1/13は13度、ニシキベラは元気に泳ぎ回っていたけどオトメベラはほとんど姿を見せません、そんな中でオトメニシキは2匹が泳いでいました。この場所はオトメニシキが3匹棲み着いてる場所なので、イイ確率です。石の下に入るとなかなか出て来なかったり、いつもとは少し様子が違ってはいたけど、初めてオトメベラとの間に耐寒性の有意差が見えました。次はニシキベラとの有意差が見つかるでしょうか?(^^)
(2013-01 大瀬崎 -5m)

「今週の〇〇~!! 第489回 地味すぎTP色?(2013-04-24)」より
オトメニシキ婚姻色?僕が良く行く岬の先端@大瀬崎には、僕に良くなついてるポチのようなオトメニシキがいます。僕がその場所に行くと、バゥバゥ言いながら(言わないですが)駆け寄って来て、僕にまとわり付いてきます。ホントはダイバーが砂や海藻を巻き上げた時に一緒に巻き上がるカニやゴカイを目当てに寄って来るだけなんだろうけど、なんだか可愛いヤツなんです。
そんなオトメニシキのポチですが、週末いつものように会いに行くと、どーも様子がおかしい。体の色はなんだか淡いし、胸ビレの先が黒くなってるし、「コイツは別個体か?」と思ってしまうほどでしたが、家で写真を見比べてみると、いつものポチと同一個体でした。色が淡く見えたのは全体的に青味がかかってたからで、これはオトメベラのTP♂(Terminal Phase=二次♂)の体色を連想させます。ひょっとしてこれがオトメニシキのTP色??そして、気になるのが胸ビレの先の黒斑です。(写真にちゃんと写ってなくてスミマセン。。。)これもオトメニシキのTP色の特徴??ってことは、インターネットでニシキベラの写真を検索すると、胸ビレの先が黒くなってる個体の写真がときどき出てくるんだけど、これもニシキベラのTP体色ってことかーーー??!!
そー思って、ニシキベラのペア産卵を観察されてる富戸の波のWEBサイトで、ペア産卵してた♂(=TP♂)の写真を見てみると、2011/11/19のログに掲載されている写真も2012/12/09のログに掲載されている写真も胸ビレの先が黒くなっています。
うーん、やっぱりこの胸ビレの黒斑を強調した求愛なのでしょうか?実際に自分の目で見てみたいものです。
(2013-04 大瀬崎 -5m)

訂正します!よく見たらIPと思われる小さな個体も胸ビレの黒斑を出したり消したりしていました。(^^;;;

オトメオトメニシキTP2013年の冬を乗り越えて水温が上がって来たころから全身真っ青なオトメニシキが現れて、産卵期が終わったと思われる秋まで青々した姿を見ることが出来ました。まったく、この写真だけ見るとオトメベラのTP♂にしか見えません。
(2013-10 大瀬崎 -3m)

オトメニシキygIOPでは幼魚に会うことが出来ました。それにしても、IOPの浅場ではベラは動きが速い、こちらもテンション上がります。「楽しい~!!」って思うのは、ちょっとM入ってる??
(2013-08 IOP -5m)

オトメニシキ20142014年の初夏、大瀬崎ではナゼだかオトメベラは越冬できずに死滅してしまったようです。オトメニシキもほとんど見かけなくなってしまったのですが、実はいました!!やっぱり地元種のニシキベラの血が混じってる方が、純粋なオトメベラより越冬しやすいって言っちゃっても良いかなぁ??
(2014-07 大瀬崎 -1m)

お勧め Watching Point

オトメベラとニシキベラが混じって暮らす浅場にいました。

レア度

★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!

スポンサーリンク