Izuzuki Diver

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ミギマキ

Goniistius zebra

解説

ミギマキ友人Nさんはミギマキを好きじゃないみたい。
珍しくもなくって(タカノハダイよりは少ないと思うけど)、美しくもなくって(チョウチョウウオに比べるとヤボったいかな)、美味しくもない(らしい)ってことらしい。
そんな彼女が富戸でボートをやったときの話。
素晴らしいソフトコーラルに囲まれながらでっかいクエなんぞを眺めて、かなり幸せな気分。
この興奮を誰かに伝えたい彼女は、「あれがいたこれがいた」という話を船長に話しかけたのだが、その船長はミギマキ好きだった。
何を言っても「で、ミギマキもいたろ」としか返ってこない。。
NさんはNさんでミギマキの話なんぞしたくないもんだから、2人の会話は永遠に噛み合わなかったのでした。
ここまで好き嫌いされるサカナも珍しい。
(2016-11 大瀬崎 -5m)

唇が赤くないミギマキ体の地色は白いし、唇は赤くないし、完全にユウダチタカノハのチビだと思って撮影してたのですが、顔のラインを良く見たらミギマキでした。「え?そんなんだっけ?」とビックリして魚類写真資料データベースで写真を見てみたら、どーも子供のときは体の黄色も唇の赤も薄い傾向みたいでした。
(2005-06 大瀬崎 -5m)

ミギマキygミギマキのチビッコは着底してから、じわじわと体色の黄色や唇の赤が色づいてくるようですね。
なんとなく大瀬崎ではミギマキの数が減ってきたと感じられた2023年の春、あちこちで幼魚に出会うことができました。もともとミギマキの幼魚は、会える年と会えない年があるような、供給にムラのあるサカナなのかもしれません。温暖化して減ったとか、そんな単純なものでは無さそうですね。
(2023-04 大瀬崎 -5m)

お勧め Watching Point

伊豆ではいつでもどこでも誰とでも。。。でも、写真はなかなか撮らせてくれないヨ。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。