Izuzuki Diver

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アブラヤッコ

Centropyge tibicen

解説

アブラヤッコ伊豆に流れてくるヤッコの定番的な存在ではあるけど、臆病なヤツなんでまともに撮ることは結構難しいのです。そして、深~い紺色に白いブチや黄色い縁取りが入ってて、この高いコントラストをどの露出で撮影するか悩みます。
(2011-11 大瀬崎 -15m)

アブラヤッコの超チビ2cmくらいのチビッコです。まだヒレの青い縁取りも腹ビレ臀ビレの黄色も入ってなくて、色彩的には寂しいですが、なんと言っても白い模様が目立ちます。これがなかったら遠目にはチャイロヤッコと区別が付かなくなりそうですが、そうなってないのが都合が良い!ダイバー想いのサカナですね。(^^
(2020-09 大瀬崎 -6m)

アブラヤッコのオス少なくとも2回は越冬した個体をちらほら見かける2021年。お腹の大きなメスもいるから、まず間違いなく繁殖が始まっています。後は僕らが立ち会える時間にやってくれるか?だけです!
(2021-08 大瀬崎 -12m)

アブラヤッコ眼の後ろのあたりが茶色くなってる個体がいました。これは婚姻色かな?関係ないかな?
(2021-08 大瀬崎 -12m)

アブラヤッコ「今週の〇〇~!! 第833回 白黒に厳しい2025年の冬を乗り越えたアブラヤッコ(2025-06-08)」より
2024年夏の岬の先端@大瀬崎では、視界の中に必ず入ってるぐらい超普通種になったアブラヤッコですが、ほとんどの個体が2025年の冬を越せなかったようで、2025年の初夏にはほとんど姿を見られなくなってしまいました。それでも頑張ってるヤツはいて、6月には元気に泳ぎ回っていましたが、尾ビレが欠損していたりして、楽な越冬ではなかったことが伺えます。
同じく2024年までに数年間越冬して、繁殖までしていたミツボシクロスズメダイも2025年は越冬個体をほとんど見かけなくなってしまいました。
白黒のサカナに厳しい冬だったようです。。。
(2025-06 大瀬崎 -10m)

お勧め Watching Point

最近は秋の伊豆でチラホラと見かけます。なかなか撮れないけど。。。

レア度

★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!