伊豆のサカナ図鑑 > カワハギ・フグ > ハナキンチャクフグ
Canthigaster coronata
2019年も外海@大瀬崎では複数のハナキンチャクフグが越冬していました。
ちゃんと狙えば産卵に立ち会えたかもしれませんが、こーゆー年は他にも見たいものが盛りだくさんで、結局見逃してしまうのでした。(汗)
(2019-10 大瀬崎 -6m)
「今週の〇〇~!! 第752回 産むヤツの目印?(2023-07-09)」より
ハナキンチャクフグの産卵に立ち会えましたー!
1本目のエントリー早々に縄張り巡回中と思しきオスに出会ったので、軽い気持ちで追いかけたのが運の尽き、この日のダイビングは全てハナキンチャクフグに注ぎ込むことになってしまいました。
つまり、午前中から追いかけて産んだのは午後。。。自分的には午前だと思ってたので、予想外でした。
そしてもう一つ想定外だったのは、このメスの色。こんなに茶色くなるのにはビックリでした。
これって婚姻色でしょうか?
メスは毎日産むわけではなさそうなので、オスはこの体色を目印にしているのかも。
メスはみんな腹パンに見えるので、色で産みそうなメスの見分けがつくのだとすれば、僕にとってもありがたい。(笑)
(2023-07 大瀬崎 -5m)
ハナキンチャクフグはキタマクラと同じように、オスが縄張りの中のメスを巡回して、産みそうなメスと産卵すると思っていたのですが、このペアはちょっと様子が違っていました。
オスがメスの後をずっとつけているのです。
あまり産みそうも無いメスの後をずっとつけて、時々接近するものの特にディスプレイするワケでもなく、でもずっとずっと後ろについています。
このメス、今は産まなそうに見えるけど、もう少し経つと色変して産卵態勢に入るのかも?
縄張りを持てないスニーカーのオスが、別のオスのなわばりの中でメスにちょっかい出してて、そのうちなわばり主が現れて追い出されるのかも?
実は一夫一妻で暮らすペアもいるのかも?
いろいろなモーソーがよぎりながら、このペアをしばらく見ていたのですが、ずっとこのまま何も起こりませんでした。。。でも、モーソーの浪費は楽しい。
(2025-07 大瀬崎 -3m)
秋の伊豆では、多いときには多い。。。(^^;;
★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!
(2008-06 大瀬崎 -8m)