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Izuzuki Diver

セトカジカ

Astrocottus matsubarae

セトカジカ
2000年4月 大瀬崎 -14m

春の大瀬崎湾内は砂地の上にフクロノリがたくさん落ちてて、ちょっとランドマークが見つけにくくなっちゃうんですが、そのフクロノリの下には、小さな魚やエビに隠れ家を提供するゆりかごになってます。フクロノリが生えなかったら、大瀬崎の魚は全然少なかったかもしれません。

写真の魚は、そんなフクロノリの下に身を隠していました。大きさは1cmぐらいしかなくって、水中で見たときは頭の黄色っぽい色彩が印象的なかわいいヤツでした。写真を撮ってるときは、見たことがないテグリ (ネズッポ科の魚)だなぁと思ってたんですが、写真が上がってみたらどうも顔つきがテグリっぽくない。。。ヘビギンポ系???
ヒレが透明なのもネズッポらしくないですね。

(続き)
テグリか?ギンポか?な~んて、ちょっとボケたことを書きましたが、サカナの分類を研究されている方に聞いたところ、カマキリというちょっと変わった名前を持つ、淡水魚(別名アユカケ)の幼魚ということでした。海で産卵して、孵化した幼魚は、写真よりもう少し大きくなると川に帰って行くそうです。サケの逆バージョンですな。
それにしても、海で見掛けた魚が淡水魚ってのは、思い付かなかったなぁ。いろんな生態のヤツがいるもんだ。

(さらに続き)
↑などと書いていたのですが、カジカを研究されている方に、カマキリぢゃなくてセトカジカだよと教えていただきました。
「第二背鰭軟条数」「測線に沿った皮弁」「側線鱗が確認されること」「眼状皮弁があること」によりカマキリではないそうです。また、「側線の下部分に小さな鱗がみられる」ことから、セトカジカにそっくりなホホウロコカジカでもなく、セトカジカと断定できるそうです。
こんな写真でも同定できるものなんですね、本当にありがとうございました。

お勧め Watching Point

春の大瀬崎湾内で一度だけ。。。

レア度

★★★★☆:なかなか出会えないと思います。ラッキー!

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