Izuzuki Diver

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イソカサゴ

Scorpaenodes evides

解説

イソカサゴ伊豆に潜っているとコイツラはどこにでもいるという感じだけど、いつもクールに海綿とかにへばりついてるだけであまり動きません。写真が撮りやすいのはいいけど、産卵とか求愛とかしてるアクティブな姿も見てみたいゾ。そのためには伊豆でも夕方に潜らせろ~。
(2003-11 IOP(伊豆海洋公園) -26m)

イソカサゴデバガメなダイバーたちは、サカナのお腹が膨らんでると、すぐ産卵が近いなどと妄想してしまいますが、魚食魚の場合そうとも言えないですよね。(^^;;
(2018-07 大瀬崎 -9m)

イソカサゴ後頭部が白いのが、伊豆で見かける一番標準的なタイプではないでしょうか?

「今週の〇〇~!! 第204回 動かな~い(2004-07-24)」より
イソカサゴの産卵土肥でイソカサゴの産卵に立ち会ってきました。IOPでも夕方になってペアになってるのをよく見かけるし、数が多いから産卵を見るのも簡単だろうと思ってペアに張り付いてたんですが、たまに♂が♀に寄り添ったりする以外はあんまり動かないから、やる気があるんだかないんだかわからないですね。
見てるのに飽きてきて、ちょっと別のペアの様子を見に行ったら、ちょうど上昇してるところでした。それ見て慌てて最初に見てたペアのところに戻ったら、すぐに飛び上がって産卵したのでした。
産卵ウォッチングは、産むと信じて待つことが大事ですね。

画質悪いですが、イソカサゴの産卵です。

イソカサゴの喧嘩イソカサゴは喧嘩してる姿を良く見かけます。コイツは相手に飛びかかるところって感じに写ってますが、実は後ずさりしてるとことです。(^^
(2005-10 大瀬崎 -6m)

黄色っぽいイソカサゴ岩の裏側のカイメンのべっとり付いてるあたりで黄色っぽいイソカサゴがマッタリしていました。イソカサゴって周りの環境に合わせて色を変えることができるのかしら??
(2007-02 IOP -5m)

2010年に学名がScorpaenodes littoralis からScorpaenodes evidesに変わりました。

イソカサゴのチビッコ2025年は、1月下旬になって急にイソカサゴのチビッコを見かけるようになった気がします。ちっちゃいときは目に留まらないだけって可能性もありますが、このくらいの時期に着底してくるのだと思います。とすると、夏に産卵して半年も海を漂って着底するってことになるけど、ヘンなところに流されたりせずにちゃんと伊豆海で着底できるって、なんかスゴい!太平洋を一周して来たなんてことは流石にないと思うけど。。。
(2025-01 大瀬崎 -20m)

イソカサゴのチビッコの産卵「今週の〇〇~!! 第842回 実はオトナだったチビッコイソカサゴ(2025-08-24)」より
夜の大瀬崎、ゴロタの上でイソカサゴのチビッコが2匹じゃれ合ってました。
「なんか求愛っぽく見えるけど、1匹のお腹がパンパンに見えるけど、どっちも2-3cmくらいしかないし産むわけないよなー、、、」と思いながらも赤ライトを当ててしばらく観察してたら、産んでしまいました!
ビックリ!(@_@)
普通イソカサゴは6-10cmくらいになるので、2-3cmで産んじゃうとは思いませんでした。実はヒメイソカサゴなる別種でもいるのか?と真剣に考えてしまったけど、どう見てもイソカサゴ。。。
そして、とりあえずシャッターを切ったら、たまたまピントが合ってて、たまたま卵が出てくるところが撮れてしまいました。
でも、動揺して卵塊を撮るのを忘れました。
親が小さくても卵の大きさは変わらなくて、数が少なかったんじゃないかと思いますが。。。
それにしても、海は想定外なことばかり起きるので、たまらん!
(2025-08 大瀬崎 -5m)

お勧め Watching Point

伊豆では岩礁のどこにでもいるサカナです。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。