Izuzuki Diver

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タレクチベラ

Hemigymnus melapterus

解説

タレクチベラ海にカメラを持ち込んでサカナを撮ったことがある人は感覚的に知ってることなんだけど、大抵のサカナは常に動いてるわけじゃなくて、ときどきピタっと動きが止まることがあるんです。サカナの撮影をするときは、その一瞬がシャッターチャンスになります。だから、そのシュッターチャンスを逃さずにシャッターを切るために、カメラをサカナの動きに追従させる必要があります。
でも、海が荒れてるときは水の動きが止まる瞬間とサカナの動きが止まる瞬間がなかなかリンクしないから、荒れた海での撮影は難しくなります。
さらに、このタレクチベラは、ヘレヘレ泳いで止まる瞬間がメチャメチャ短く、動きも不規則だからカメラを追従させるのも大変なんです。
「あっ、でもっ、ビデオにシャッターチャンスなんて関係あるの?」とお思いでしょうが、大いに関係あります。ビデオ映像から制止画を取り込もうと思ったら、フラッシュで動きを止められるスチールの撮影に比べて、より長く画面の中で被写体を止めておく必要があります。
つまり、荒れた海でのタレクチベラのビデオ撮影はかなり難しいのです。
以上、言い訳でした。(笑)
(2002-09 IOP(伊豆海洋公園) -9m)

タレクチベラ魚影の濃い岬の先端@大瀬崎にあっても、一際目立ってました。あまりキレイとは言えないけど、コントラストの高い体の模様は、南国フレーバー漂います。

お勧め Watching Point

10mより浅い岩場でヘロヘロ。。

レア度

★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!