Izuzuki Diver

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アオブダイ

Scarus ovifrons

解説

アオブダイこのサカナ決して珍しいサカナじゃないんだけど、デカい図体に似合わず臆病者なもんだから撮影するのは意外と難しいです。寝込みを襲う作戦もあるけど、普段はナイトダイビングができないIOPではそれもチト難しい。それでもダイバーが少ない冬のブリマチ@IOPでは、油断して穴の中で寝ていることがあるから、そーゆー時に撮影すればいいのだろうけど、ダイバーに覗かれるのがヤツラにとってはかなりストレスらしく、突然もの凄い勢いで飛びだして来るので注意が必要です。マジで食われるかと思いますヨ。
(2017-07 IOP -7m)

アオブダイの少し育った幼魚アオブダイのチビは、オトナがたくさんいるIOPには少なくて、オトナがほとんどいない大瀬崎のほうが多いです。チビの多くは伊豆より南の海から流れてきてるのでしょう。そしてIOPでも若魚がいる年といない年があることから、伊豆での繁殖の成功率は実は低いんじゃないかな?
(2015-09 大瀬崎 -8m)

着底間もない?着底してからそんなにたっていないと思しきアオブダイのチビがいました。このときはビミョーにステージの違う3匹がいたんだけど、みんな緑色でした。ブダイのチビもそーだったけど、アオブダイのチビも最初は緑色のようです。
(2007-08 IOP -5m)

シマシマが消えたチビッコシマシマが消えたばかりと思しきアオブダイのチビッコです。各種ブダイのチビッコに出会えた2010年の初冬にはこのステージのアオブダイに多く会えました。アオブダイは伊豆でも繁殖してると思いますが、このステージには毎年会えるわけでもないような気がします。
(2010-12 大瀬崎 -2m)

アオブダイの若魚大瀬崎ではチビッコは多いけど、オトナは皆無。
IOPではオトナは多いけど、チビッコはそれほど多くない。
そんな感じなんで、このサカナはチビッコの頃はやや内湾環境に暮らしてるけど、成長するにつれ外洋に面した環境に移動して行くんだと想像していました。
ただ、2016年の大瀬崎は、20cmくらいまで成長したヤツがまだ多く見られます。このままオトナになるまでここに留まるのでしょうか?密かに注目したいと思います。(忘れなければ・・・)
(2016-09 大瀬崎 -13m)

寝てるアオブダイアオブダイの寝込みを襲って写真を撮るためには、ナイトダイビングしないと難しいかな?と思っていましたが、ダイバーが少なければ夕方早い時間にもう寝てるヤツを見かけることがあります。
ダイバーが少なければ、もっといろんな表情が見られるのかもしれません。
(2017-07 IOP-11m)

「今週の〇〇~!! 番外編 ヒブ?(2004-03-09)」より
アオブダイ?コイツは2003年の死滅回遊魚シーズンにIOPのブリマチ方面で会えたブダイの仲間の子供です。最初に出会った初夏のころは、僕と目が会うとすぐアントクメの陰に隠れてしまったのですが、最盛期には10匹以上の群になって堂々と(と言っても近づこうとすると逃げるのですが)泳いでいました。最初はヒブダイなんだろーなーと思っていたのですが、最後に姿をみた時期には10cmほどにまで成長していたにもかかわらず、ヒブダイらしい横縞があまり出ていませんでした。うーむ。
(2004-03 IOP-15m)

どーもアオブダイと違うなぁと思っていたので、アオブダイとは別の種類ってことにしていましたが、消去法でアオブダイとしておきます。

お勧め Watching Point

IOPでは良く見かけます。大瀬崎ではチビには会えるけど、オトナにはなかなか会えないみたい。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。