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Chromodoris aureopurpurea
この美しいウミウシは、珍しいわけではないのですが、今まで写真を撮ったことが無いのに気づきました。自分が持ってる「どこにでもたくさん」ってイメージよりは、数が少ないかも知れません。
上の写真は、僕が勝手に命名したIOPのウミウシ岩に付いてたヤツです。
IOPのオクリダシには、直径2~3mぐらいの岩がごろごろあって、トウシマコケギンポがあちこちで穴から顔を出してることからギンポ岩と呼ばれてます。あるとき、ギンポ岩の1つの、たくさんのウミウシが付いてることに気づきました。これがウミウシ岩です。この岩が落ちてるのは水深-5mぐらいのところで、結構波に揺られる感じなんですが、どうやらウミウシ岩の1つの面だけはあまり波の影響を受けないようなんです。ウミウシはあまり波が好きじゃなくって、この穏やかな面に集まってきちゃったのかな?
どーってことない発見だけど、今後のウミウシ探しに役立つといーな。
ちなみに僕はコモンウミウシの「コモン」は「common」だと信じてたんですが、やっぱり「小紋」なのかなぁ。
触覚は、ヒダの外側に白いスジが入ってるように見えるのが特徴なのです。と言う具合に、イロウミウシの仲間の種類を見分けるときには触覚の色彩パターンを参考にすることが多いのですが、案外成長によって変化するってことが最近わかってきました。あらら。。。
(2007-07 IOP -12m)
伊豆の岩礁で見かけます。
★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。
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(2005-09 大瀬崎 -7m)