Izuzuki Diver

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ゴンズイ

Plotosus japonicus

解説

ゴンズイ以前ダイビング雑誌に衝撃の写真が掲載されていた。その写真は、ダイバーがゴンズイの群の中心に手を差し入れ、その手の周りをゴンズイ達がキャンプファイヤーよろしく輪になって泳いでいるというものでした。ゴンズイというサカナは背ビレに毒があることはダイバーや釣り人には常識であり、ソイツの群の中に手を差し入れるなんてことは非常識この上ない。でも、ちょっとやってみたい。でも、刺されたらやだなぁ。って事で、とりあえずフィンを脱いで差し入れてみた。すると、、、手にはゴンズイ達がビシビシとフィンにぶつかる感触が。。。オイオイ(-_-;)
後の実験の結果、大きいゴンズイは動きが鈍いから、輪にするにはちっちゃいヤツラの群じゃないとダメだったみたい。。。
(2010-12 大瀬崎 -6m)

「今週の〇〇~!! 第154回 ジミだが侮れず(2003-07-08)」より
ゴンズイの喧嘩玉になってる姿ばっかりが目に付くけど、ゴンズイは群れなきゃ何もできないよーな情けないヤツでは決してありません。
ゴン蔵(写真左)とゴン太(写真右)のゴン子(写真奥)をかけての果し合いは、10分以上続く噛み付き合いの激しいものでした。でも、お互い顔が丸くてうまく噛み付けないから、傍から見てるとコッケイなんですが。。。(^^;;
ちなみにこの勝負はゴン蔵が勝利し、ゴン子が待つ岩の下の愛の巣に消えてゆきました。(なっ、中が見てぇ。。。)
(2003-07 早川 -9m)

中層に浮かぶゴンズイ玉ゴンズイの子供は高密度で群れてゴンズイ玉を作るのですが、普通のゴンズイ玉は水底近くを移動しながらエサをあさってるのですが、このゴンズイ玉はナゼかみんな玉の中心に向かって泳ぎながら、中層を浮いてゆきました。玉の中心にコイツラの大好物でもあったのかな?
それにしても、このまま水面まで浮き上がって行っちゃったんですけど、そのまま流されて行ったら帰って来れなくなるんじゃないのかな?

「今週の〇〇~!! 第250回 卵がデカい(2005-06-21)」より
お腹が破れたゴンズイ何者かに攻撃されたのでしょう、お腹が破れたゴンズイがいました。お腹の傷からは卵がはみだしてて痛々しいのですが、僕としては卵のデカさに釘付けになってしまいました。こんなにデカい卵がどんな風に産み付けられるのでしょう?気になるー。(^_^;)

以前はPlotosus lineatusと掲載していましたが、2008年3月に日本にフツーにいるゴンズイはPl.japonicusとして別の種類になったそうです。

ゴンズイゴンズイは黄色い縦縞が特徴的ですが、夜のゴンズイはさらに横縞を出してることが多いです。
夜になると色の変わるサカナは多いのですが、何か良いことがあるのかな?それとも、気をぬくと夜色が出ちゃうだけなのかな?
(2018-09 大瀬崎 -2m)

ゴンズイゴンズイと言えばゴンズイ玉を思い浮かべますが、夏にはペアも見かけます。この時は、あまりハデな動きはなかったのですが、一応1匹がヒレを広げて何やらディスプレイしていました。(^^)
(2022-09 大瀬崎 -2m)

お勧め Watching Point

伊豆ではフツーにいます。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。