Izuzuki Diver

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ツノダシ

Zanclus cornutus

解説

ツノダシ世代によるかもしれませんが、熱帯魚と言えば、ネオンテトラやグッピーと並んで、エンゼルフィッシュは真っ先に思い浮かぶサカナです。
そして、サカナに詳しくない初心者ダイバーが見れば、このサカナはエンゼルフィッシュに見えます。
一見ジミな伊豆の海で、いかにもトロピカルなエンゼルフィッシュに出会って感動していると、ガイドダイバーにこれはツノダシというサカナだよと教えられて、感動は一気に醒めるのでした。
もっとトロピカルな名前だったら良かったのに~。(^^;;
(2016-11 大瀬崎 -6m)

「今週の〇〇~!! 第59回 夏休み特集!!懐かしいフツーの流れ者(2001-08-22)」より
ツノダシ 夏から秋の伊豆では毎年たくさん見かけるツノダシだけど、何故か去年と一昨年は殆ど見かけなかったような気がします。今年はタテジマキンチャクダイの子供とか、サザナミヤッコの子供とか、フエヤッコの子供なんてフツーの死滅回遊魚に遭遇できそうな予感がします。まぁ、去年と一昨年はフツーの死滅回遊魚に遭遇できなかった代わりに、普段伊豆で見かけることが無かったヘンなサカナ達とのエキサイティングな出会いがあったから、今年は逆に面白みが無いのかもしれないけど。。。
(2001-08 IOP -7m)

IOPのツノダシ1999年と2000年は伊豆でほとんど見かけなかったツノダシですが、2001年以降は毎年コンスタントに出会えています。
年によっていたり、いなかったり、その違いは黒潮のルートとか、台風の来るタイミングとか、色々あるんだろうけど、なかなか予想できそうにありません。
予想するのは楽しいのですが、結局はクジのようなものだと思うことにしています。
(2005-10 大瀬崎 -7m)

「今週の〇〇~!! 第267回 最初の客(2005-10-25)」より
着底間もないツノダシ前の週から伊豆半島は黒潮の支流に包み込まれたようで、水温も透明度もアップ↑↑気持ちの良い海でした。
こうなると次に期待するのは死滅回遊魚です。今年は死滅回遊魚の少ない年なだけに、黒潮来襲には期待が膨らみます。と言っても、黒潮が入ったからと言って、そんなすぐに海の中が賑やかになるワケではございません。黒潮に乗って流れ着いたサカナ達がダイバーの目を楽しませてくれるようになるには、もう少し時間が必要なハズです。
なんて思ってたら、こんなところに即効性のサカナがいました。ナリはデカいけど、着底間もない赤ちゃんだと思います。
(2005-10 大瀬崎 -7m)

お勧め Watching Point

伊豆では例年夏から初冬にかけて浅場でたくさん見かけます。でも、全く見かけない年もあります。たくさん流れて来るけど、越冬したヤツに出会ったことはありません。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!