Izuzuki Diver

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シテンヤッコ

Apolemichthys trimaculatus

解説

シテンヤッココイツのちっちゃい頃は、一見チョウチョウウオの仲間のように見えちゃうんだけど、よ~く見ると、上唇が厚ぼったい間抜け面なんでキンチャクダイの仲間だと言うことがわかります。
例年秋になると時々見かけるヤッコですが、2001年は6月には早くも姿を見せて、このまま大きくなってくれれば冬にはマロ顔のオトナが見られるかもと、ノーテンキな考えが頭を過ってしまいましたが、そーゆーときは次の週にはいなくなってしまうものなのです。
(2013-10 大瀬崎 -32m)

シテンヤッコ2019年は年が明けても高水温が続いていたため、2月中旬になってもシテンヤッコがウロウロしてました。しかも、岩陰でじっとしてるのではなく、表に出て餌をついばんでいます。流石に尾ビレが少し欠けたりはしてるけど、背中の黒斑や目を通る黒ラインも薄くなってきているようにも見えます。ひょっとして夏にはまろ顔のオトナになるのか〜!!!
(2019-02 大瀬崎 -18m)

シテンヤッコ2019年の6月に出会った個体は、だいぶ目のラインは途切れてきています。また、尻ビレも黒くなってきましたよ〜!o(^o^)o
(2019-06 大瀬崎 -28m)

シテンヤッコ2019年の8月に出会った個体は、背びれの黒斑は消えて唇が青くなってきました。あとは、額のラインが分離してマロになれば成魚と一緒だっ!
(2019-08 大瀬崎 -28m)

お勧め Watching Point

伊豆では夏以降に幼魚だけが見られる死滅回遊魚です。-30mより深いことが多い印象です。

レア度

★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!