Izuzuki Diver

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ミノカサゴ

Pterois lunulata

解説

ミノカサゴこのサカナは美しい背鰭に毒があることから、TVでも「綺麗なバラにはトゲがある」的な表現でよく紹介されるから、ダイバー以外の人でもみんな知ってるんじゃないでしょうか?僕も初めて見たときは、「わぁ、TVで見たあのサカナがいるぅ!!」と感動したものの、結構たくさんいることがわかってきたので、いつしかあまり注目しなくなってます。それなのに、湾内@大瀬崎にいるヤツラは、ダイバーを見ると毒のある背鰭を立てながら突進してくるんです。ヤメテ~!!僕が何をしたというの???
(2014-10 大瀬崎 -9m)

ミノカサゴの大あくび大瀬崎のミノカサゴは馴れ馴れしくてイヤッ!
この日もハゼを撮ってたら急に引っ込まれて何事かと思ったら僕の横でミノカサゴが一緒にハゼを見てました。しかも大あくび。。。ぷっ!面白い顔だから許す!!
(2005-10 大瀬崎 -17m)

ミノカサゴ1cmほどのチビッコはミノカサゴらしい図太い印象と正反対の可憐な風貌です。
2007年~2008年にかけて、大瀬崎では「今シーズンは多いねぇ」って言葉を聞きますが、それって例年はミノカサゴのチビは少ないってことだろか?フツー種過ぎて気にしてなかったけど、ミノカサゴって毎年幼魚が着底するサカナじゃなかったりして。。。
(2008-01 大瀬崎 -6m)

ミノカサゴスミマセン!
長年尾ビレに点々があれば何がなんでもハナミノカサゴとばかりに、コイツもミノカサゴっぽいハナミノカサゴと紹介してきましたが、やっぱりミノカサゴで良いみたいです。
コイツの写真があまりにミノカサゴっぽいので、魚類写真資料DBをみてみたら、尾ビレに点々のあるミノカサゴの標本写真が載っていたのでした。(^^;;
(2017-08 大瀬崎 -8m)

ミノカサゴある夏の夜、ミノカサゴが中層をいそいそと泳いでいました。普段は海底付近を漂うように泳いでいるサカナがどこかを目指して一直線に泳いでるとなれば、それは繁殖に関係あるに違いないと思ったので、尾行してみました。
コイツは尾行開始地点から数十m泳いだ後、ブイに繋がれたロープまで来て、そこから20分ほど誰かを待ってるようにじっとしていました。
残念ながら窒素もエアも厳しくなったので、見届けることができなかったけど、あの後カレ(orカノジョ)は来たのでしょうか?(^^)
(2022-07 大瀬崎 -16m)

お勧め Watching Point

伊豆では基本的にどこにでもいるという感じだけど、IOPには比較的少ないです。湾内@大瀬崎のような内湾の砂地に多いです。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。