Izuzuki Diver

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ゼブラハゼ

Ptereleotris zebra

解説

ゼブラハゼコイツ、実は毎年伊豆の海にやってきてるんじゃないのか?と思いだしたのは2001年秋のことです。まだ色も付いてないシラスのようなクロユリハゼの群の中に、横縞が入ったヤツがいることを友人に教わって、初めて伊豆でゼブラハゼの存在を認識したのですが、僕は今までシラスの違いに目を凝らしてみたことはないし、その違いも微妙だし、こんなの今まで絶対見逃してたよ~と思いました。伊豆初記録を連発するような人ってのは、他人とは違った発想ができる人なんだなぁと、つくづく思ってしまったのでした。
(2011-10 大瀬崎 -2m)

「今週の〇〇~!! 第361回 こう見えて大胆(2007-09-25)」より
大瀬崎の個体秋になると岬の先端@大瀬崎の浅場にはクロユリハゼの仲間がヒラヒラと怪しい光を放って僕を誘惑するので、思わずフラフラと近寄ってカメラを構えてしまうのですが、動き回るくせに動きの読みにくいヤツラの撮影は見掛け以上に難しいく、毎度弄ばれてしまいます。そんな性悪黒百合ファミリーの中で、ひときわ食えないのがゼブラハゼじゃないでしょうか?他のヤツラがなんとなく群れの中で行動してるのに対して、ゼブラハゼは群れを大胆に飛び出して広く泳ぎ回る気がします。また水温が下がって動きが鈍くなるのを待つしかないのか~?
(2007-09 大瀬崎 -6m)

ゼブラハゼのチビッコゼブラハゼって、ちっちゃい時からすでに身体のシマシマがあって、ひと目でゼブラハゼだってわかります。でも、チビッコのゼブラハゼのシマシマは、ピンクのシマシマではなく、身体の皺のような構造的な模様のようにも見えます。構造的な模様が、色的な模様に変化するサカナって、あんまりいないよねぇ。。。
(2009-10 大瀬崎 -5m)

砂地の一角に集まるゼブラハゼ秋になると伊豆の海でもゼブラハゼは5cmほどに成長して、ヒレを広げたり顎からトゲを出したりして、何やらディスプレイしている姿を見かけます。このディスプレイの意味も良くわからないけど、ときどき砂地の一角に集まってごにょごにょしてるのも意味がわかりません。
(2011-10 大瀬崎 -2m)

「今週の〇〇~!! 第570回 低い太陽が作る光景(2017-01-04)」より
大瀬崎の個体冬の岬の先端@大瀬崎。
低い太陽からナナメに降り注ぐ日差しで、ゼブラハゼのヒレが輝いて見えました。
日がかげる前に低い日差しを受けられるのは、この時期ならではのシチュエーションかも。
しかし、写真に収めるのはムズイ。
もう少し弱ってくれないと。。。(^_^;)
(2016-12 大瀬崎 -2m)

ゼブラハゼのディスプレイ激しく濁った緑の水の中で、ゼブラハゼがヒレを全開にしていつものように目的不明のディスプレイをしていました。
透明度が悪いと、ゼブラハゼのまん丸の腹ビレが余計に強調されて見えます。フィルターをかけてみると、普段見えない(気づかない)ことが見えてくるってことは、あるもんですね〜。
(2018-10 大瀬崎 -2m)

お勧め Watching Point

IOPではオクリダシ周辺、大瀬崎では岬の先端、夏から初冬にかけて浅場で見ることが多いです。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!