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Izuzuki Diver

キンギョハナダイ

Pseudanthias squamipinnis

キンギョハナダイ
2011年11月 大瀬崎 -9m

キンギョハナダイは伊豆の海をでも普通に見られる美しーサカナで、ソラスズメダイとならんで、僕をダイビングの世界にいざなった魚です。初めて体験ダイビングした僕にとって、沖縄とかの南国の海でもないのに、こんな鮮やかな魚がいるなんて思いもよらなかったのです。そんなダイバー結構いるんじゃないのかな?

背ビレの伸長部が2本のキンギョハナダイオスになったばかり(またはオスになりかけ?)の黄色が鮮やかなヤツです。そして、もう一つのオスの特徴でもある背鰭の先が糸状に伸びている部分が2本ある(普通は1本)、ちょっとカワリダネ。
(1997-09 伊東 -20m)

キンギョハナダイのチビッコハナダイの仲間は子供のころはみんなメスです。ですからこいつもメスなのです。11月の大瀬崎では、こんな愛くるしい娘達がそこらじゅうで小さな群れを作って、一生懸命に泳いでます。いつまで見てても飽きないヨー。
(2012-04 大瀬崎 -11m)

キンギョハナダイのメスキンギョハナダイのメスって、遠目にはホントにキンギョだし、僕も初心者のころはそーゆー認識しか持ってなかったんだけど、じっくり見てみると、目の上はピンクのきれいなアイシャドウが入ってて、キンギョより断然美しい。
珍しい魚を追いかけるのも良いけど、普段普通にいる魚をじっくり眺めるのも良いですね。
(2007-01 大瀬崎 -26m)

「今週の〇〇~!! 第12回 がんばれキンギョの男の子(2000-09-14)」より
キンギョハナダイの♂の群れ柵下@大瀬崎を潜ったら、ゴロタの際にはたくさんのキンギョハナダイが群れてました。でも、あれっ?ちょっと変だぞ?この群れは♂ばっかり。何でカナ~?と思いつつもう少し進んでみたら、今度は♀の大きな群れがいました。そして、その♀の群れの上にはこれまた♂が何匹かホバリングしています。
しばらく観察してみると、時々♀の群れは上に浮いてる♂めがけていっせいに上昇して、でも♂の手前で立ち止まる。そしたら上の♂はディスプレイしながらメスの群れに突っ込んで行く。なんてことを何度も何度も繰り返してました。どうやらキンギョハナダイ達は繁殖期を迎えてるようです。
想像するに、先に見た♂ばっかりの群れは、メスの群れの上に自分のポジションをキープできなかったあぶれ者達で、彼らはいつの日か♀の群れの上を泳ぐことを夢見て、一生懸命餌を食べたり、今いる群れの中でのポジション争いに精を出しているのでしょう。がんばれ!!

5月だと言うのに黒潮あたりまくりの大瀬崎で、キンギョハナダイが産卵してました。時間的には擬似産卵かもしれませんが、その分明るかったから撮りやすかったです。なかなか肉眼じゃわからないけどコマ送りで見ると、産卵の瞬間に、♂が♀に巻きついてる様子がわかります。

キンギョハナダイ産卵1キンギョハナダイ産卵2キンギョハナダイ産卵3キンギョハナダイ産卵4

動画はこちらから~。 (2,365KB)

変な色のキンギョハナダイ湾内@大瀬崎で求愛してたキンギョハナダイですが、キンギョハナダイの♂にしてはオレンジ色っぽいと思いませんか?コイツだけかと思ったら、回りの♂も同じような色でした。不思議。
(2005-08 大瀬 -3m)

キンギョハナダイのオレンジ♂オレンジ色(♀色)なんだけど、背ビレの先が伸びてるヤツがいました。♂になりかけなのかと思ったのですが、行動を見ているとまるで♂、他の♂に出会うと白い♂と変わらずヒレ全開のディスプレイをしていました。胸ビレに紫の斑もあるし、性転換中と言うよりすっかり♂のように見えます。繁殖期じゃない→♀を誘う必要がない→体色が♂色である必要がないってことなんだろか?とすれば、今の時期限定なのかも。
(2013-01 大瀬 -10m)

背ビレは伸びてるけど胸ビレの斑紋が無いキンギョハナダイやけに淡い黄色のキンギョハナダイがいると思って撮影した個体です。背ビレは立派に伸長してるんだけど、胸ビレの斑紋がありません。これってどーゆー状態でしょう?性転換中??
よく考えると、キンギョハナダイって産卵前の求愛時は背ビレの伸長している部分は畳んでいるけど、胸ビレの斑紋はジグザグ泳ぎで強調されてるように見えます。一方で、♂同士がディスプレイしているときは背ビレの伸長は身体を大きく見せるのに役立ってる気がします。ってことでコイツ、地位を手に入れることはできるかもしれないけど、手に入れた地位で♀に求愛することができない本末転倒君??
(2013-03 大瀬 -23m)

「今週の〇〇~!! 第491回 戦略の多様性??(2013-05-19)」より
キンギョハナダイのチビ♂岬の先端@大瀬崎というポイントは尋常では考えられない魚影の濃さが特徴のポイントで、キンギョハナダイもハレムのような秩序のある社会ではなく、グッチャリ混沌とした群がりを形成しているように見えます。そのせいか、その辺にいる♀より明らかに小さい♂の姿を良く見るのですが、今年は例年にも増してチビ♂が多い気がします。今まで幼魚だと思ってたようなサイズでも♂になっちゃってるんですが、こんなに早く♂になってしまう戦略に勝機はあるのだろうか。。。チビのうちに♂になっちゃえば、一生のうちに一度も卵を作らないワケで、速く身体を大きくして♂として繁殖に参加するには一番の近道のような気もするけど、他の大きな♂に追い掛け回されて無駄な体力を使いそうでもある。うーん、混沌としてるからいろんな戦略が立つってことなのか??
(2013-03 大瀬 -23m)

キンギョハナダイの黄化個体シーキング常連のNさんに教えてもらったキンギョハナダイの黄化個体。水中ではレモンイエローで目立っていましたが、こんなヤツがいきなり成魚サイズでの出現ってのはどうしてでしょう?いきなり黄色くなったのか?どこからか移動してきたのか?単に気付かれ無かっただけなのか???
(2014-12 大瀬 -15m)

お勧め Watching Point

伊豆より南の海ではどこにでもいる魚で、見られる水深も浅いのですが、大瀬崎の岬の先端は特に数が多いような気がします。

レア度

★☆☆☆☆:伊豆で周年会える普通種です。

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