Izuzuki Diver

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アザハタ

Cephalopholis sonnerati

解説

アザハタアザハタと言うとニシバマ@慶良間やアンドの鼻@串本を思い出します。それらのポイントでは、アザハタが番を張ってる根に多くの小魚が集まってる光景が、イケてるダイビングポイントになっています。こーゆーところに小魚を狙ってオコゼが近付くとアザハタが追い払ってくれて、根の平和が保たれるのです。なんて説明を時々テレビで見聞きしますが、アザハタにしてみれば自分のエサが減るのが許せないから追い払うだけで、小魚にしてみれば仲間を生贄に差し出して自分の身を守ってるワケで、なかなか平和ってイメージが当てはめにくい気もします。
(2022-06 大瀬崎 -17m)

アザハタyg体長4cmほどの幼魚です。黒いボディで尾ビレに白い縁取りがあるのが特徴ですが、よくみると薄ら網目模様が入ってたりします。
この写真撮った頃は、アザハタは粘って撮る被写体だったのですが。。。
(2007-10 大瀬崎 -8m)

アザハタ2018年はアザハタが未だかつてないくらいに成長してくれました。贔屓目に見るとうっすら赤くなってるような〜?
(2018-12 大瀬崎 -13m)

アザハタ夜の海底でこんなハタに出会いました。なんじゃこりゃ~と興奮して撮りましたが、この尾ビレの縁取はひょっとして、アザハタ??(汗)
15cmくらいの個体で、昼はまだほとんど子供の体色だと思うんだけど、夜はこんなオトナっぽい模様が浮き出ちゃってて。まぁ。
(2019-01 大瀬崎 -13m)

「今週の〇〇~!! 第636回 これはケラマのあれか〜!?(2019-09-20)」より
アザハタ 2019年の秋、越冬もののアザハタがずいぶん大きくなってきて、振る舞いもどことなく貫禄が出てきました。
と思ってたら、ウツボを見つけると駆け寄って行ってスリスリ。
ウツボは迷惑そうに立ち去ろうとするけど、追いかけてスリスリ。
この行動はなんなんだろう?
以前テレビなどで紹介されてた、アザハタの根@ケラマで、自分の縄張りから他の肉食魚を追い出すあの行動と一緒か〜!!??
(2019-09 大瀬崎 -6m)

アザハタ2019年に大量に越冬したアザハタは、秋には赤い個体に会えました。大人の階段登ってますね〜。(^^
でも、近くにもっと大きいのに黒いままのヤツもいます。
大人の階段と色は関係ないのか〜?
(2019-09 大瀬崎 -13m)

アザハタ2022年の冬に出会った傷だらけの個体です。もう2〜3回越冬して、すっかり大瀬崎にアザハタ帝国を作ったかに見えたけど、やっぱり伊豆で冬を越すのは命懸けなんですね。 体は傷だらけ、お腹はペッタンコ、縄張りにアカハタウツボの侵入を許しまくり。。。さて、どうなるでしょうか?
(2022-02 大瀬崎 -14m)

アザハタここ2019年ごろから普通に越冬して、2021年あたりから砂地の魚礁に縄張りを築き始めたアザハタ達。なんだかどんどん態度がデカくなっていく気がします。
縄張りに近づくと偵察してきます。
そのうち僕も、ウツボのようにスリスリされるのかな?
(2022-06 大瀬崎 -16m)

ニジハタの幼魚?「今週の〇〇~!! 第762回 違和感いろいろ(2023-10-15)」より
先端@大瀬崎のちょっと深めの水深で見かけるこのハタ、一見アザハタに見えるんだけど、尾ビレの白い縁取りが真ん中で途切れているのが大きな特徴です。また、鰓蓋の斑紋もアザハタの幼魚に比べてハッキリしています。お肌の質感も違うような。。。
また、現れる水深もコイツの方が深いように思います。
以前ネットではニジハタの幼魚と言われていましたが、大瀬崎で過去に出会ったニジハタたちはもっと浅い水深というイメージなので、ちょっと違和感があります。
成長追えるといーなー。
(2023-10 大瀬崎 -38m)

・・・と書きましたが、後日会いに行ってみたらフツーにアザハタでした。(汗)

お勧め Watching Point

伊豆ではときどき幼魚の目撃情報を聞く程度でしたが、2007年以降わりと定番の死滅回遊魚になってきました。そして、2019年以降は大瀬崎で複数個体が越冬してしまいます。

レア度

★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!