Izuzuki Diver

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トノサマダイ

Chaetodon speculum

解説

トノサマダイなんでトノサマダイって名前なのかは知りませんが、わずかなサンゴにしがみつくように暮らす姿は、殿様の風格0%です。
(2008-09 大瀬崎 -5m)

コイツのチビッコはシテンヤッコのチビッコに似てるから、どっちかが擬態してるんだろうか?なんて考えたこともありましたが、よく考えたら棲息環境違いすぎですよね。他人の空似でしょうか。

トノサマダイ超yg着底したばっかりって感じのチビッコに出会えました。
まだ着底前のトリクチス幼生の名残りで、顔が骨片に覆われています。
この骨片を見ながら、この小さなサカナがここにたどり着くまでの道のりを想像すると、気が遠くなります。
(2016-09 大瀬崎 -5m)

トノサマダイ2021年の3月に出会った5円玉サイズのトノサマダイです。この時期にこのサイズってことは、水温が一番低い時期に流れ着いてきたんだと思いますが、特に傷んだ様子もなく元気にサンゴを啄んでいました。
サンゴイーターのくせに、意外と寒さに強いのね。
(2021-03 大瀬崎 -5m)

トノサマダイ2023年に越冬したトノサマダイ、秋にはずいぶん育ってくれました。
南方種って、越冬しても初夏にいなくなったりすることが多いので、元気な姿に目頭が熱くなります。(笑)
しかもコイツ、どこから撮っても顔が笑顔に見えます。癒し系だ〜。
(2023-10 大瀬崎 -7m)

お勧め Watching Point

伊豆でもイシサンゴ類があるところには流れ着くこともあるようです。

レア度

★★★☆☆:出会えるとちょっと嬉しい!