Izuzuki Diver

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ムナテンベラ

Halichoeres melanochir

解説

ムナテンベラ濃紺のボディはストロボを当てて写真に撮るとキレイなんだけど、水中では尾ビレの白い部分ばかりに目が行きます。多分それがコイツの生残り戦略なんだろうけど、腹ビレのオレンジは絶対に不要だと思う。
(2009-01 大瀬崎 -7m)

ムナテンベラyg全身紺色になる前は白いスジがあって、カノコベラに似てるんだけど、体が紺色なんでよく見れば見分けは簡単です。
(2000-02 IOP -8m)

ムナテンベラyg3コイツは、まだ死滅回遊魚がまだほとんどいない初夏のIOPで見かけました。時期と大きさから考えて越冬したんだと思うんだけど、その後成長したコイツの勇姿を見ることはできなかった。せっかく越冬できたのに他のサカナに食われちゃったんだろうナ。自然は厳しい!!
(2005-05 IOP -12m)

ムナテンベラ♂2010年~2011年の冬は水温があまり下がらなかったようで、2011年は越冬もののムナテンベラが伊豆各所で目撃されているようです。産卵もしているようです。こーなるとすぐに「地球が温暖化しているからだ」ってハナシになるけど、直近の一冬だけ取り上げて言えるほど、温暖化進行のプロセスって単純じゃないと思います。でも、もしこんな目に見える変化が地球が温暖化によってもたらされているんだったら、、、と思うとかなり怖い。
(2011-10 大瀬崎 -7m)

ムナテンベラ3年目の♂恐らく2回冬を越したムナテンベラの♂です。お腹のあたりが紫色になってきていますが、このまま大きく育つと、南の海のムナテンベラのようにだんだん薄紫になって行くのでしょうか。ベラの♂がジミになってどうする!!って感じがするのですが、ムナテンベラの♂が♀にディスプレイする姿を見ると、体色ではなくシルエットでアピールしているようなので、体色はどーでも良いのかナ?
(2013-06 大瀬崎 -6m)

「今週の〇〇~!! 第582回 狙うワクワク(2017-07-16)」より
ムナテンベラの産卵上昇ムナテンベラの産卵の瞬間ムナテンベラの産卵直後この日は午前中、お腹パンパンになったムナテンベラの♀を見てしまったので、午後は産卵を狙ってみました。
ベラの産卵は見やすいとはいえ、当然産む時間帯にそこにいる必要はあります。
初めて狙うときは、果たして産むまでエアが持つのか?ヤキモキしながら待つことになりますが、やっぱり、狙うダイビングはワクワクします!
外した時はそーも言ってられないですが。。。(^^
(2017-07 大瀬崎 -10m)

ムナテンベラの♂ムナテンベラは大瀬崎でもフツーに越冬するようになって何年になるだろう?外海にはもう何歳かわからないオスに出会えます。何気に写真を撮って家で現像してみたら、あれ?尾ビレが白くない!
その時々で白くなったりならなかったりするのか、少し老成した証なのかわかりませんが、ジリジリ変化していく様を確認できるのは、死滅回遊魚から地元のサカナに変わりゆく今だけかもしれません。
あと数年したら薄紫色のオスになるのか〜?
(2019-09 大瀬崎 -10m)

お勧め Watching Point

伊豆の海には毎年流れてきます。IOPでも大瀬でも毎年コンスタントに見れます。

レア度

★★☆☆☆:季節や環境を選べば出会える可能性大!